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ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」を、薬剤師・薬学生はどう感じた?

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アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり

ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」を、
薬剤師・薬学生はどう感じた?
(アンケート結果報告)

アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり

病院薬剤師 葵みどりを主人公に描かれた、日本初の薬剤師ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」。

フジテレビと薬学ゼミナールが共同し、ドラマの最終回が放送された2020年9月24日(木)の夜より「ドラマ最終回アンケート」を、薬剤師・薬学生対象に行いました。ご回答をくださった182名の皆さま、ありがとうございました。

お答えくださった方の勤務先 および 薬剤師歴

お答えくださった方の勤務先 および 薬剤師歴

このコーナーでは寄せられたコメントの中から6つのポイントに着目し、回答をいただいた順にご紹介します。
記事ボリュームの都合、全ての回答をご紹介できず、申し訳ありません。ご回答をありがとうございました。

1. 家族や患者さんからの反応

先日、50代の男性のから「アンサングシンデレラを見てから薬剤師さんを信用することにしました」と言われたときはとても驚きました(ぽこさん 調剤薬局 1~5年目)

薬剤師の仕事を世の中の人にわかって貰えたことが嬉しかった。妻が劇薬や点滴の管理等知らなかったことを知ることが出来たことが特に面白かったと言っていたので、今度は調剤だけではなくもっと専門的な分野についてもフォーカスを当ててほしい(ベテラン薬剤師テツさん 病院薬剤師 31年目以上)

「薬剤師です」というと、ああ、なんとかシンデレラね、と言われることもあった(サトコママさん 調剤薬局 31年目以上)

テレビを見ていた父に「リバビリンって何?」って聞かれた時に、勉強してきた知識をすぐに答えることができ、少し優越感を感じることができました。ドラマのおかげで、自分の周りの人が、薬剤師に興味を持ってくれたので良かったです(セッキーさん 薬学生)

「大変なんですね」とか「お薬のスペシャリストはお医者さんじゃなく薬剤師さんだったんですね」などとお声を頂くこともあったので、一般の方の薬剤師のイメージがこの放送で少し変わったのかなと大変嬉しく思っています(ぱんださん 調剤薬局 1~5年目)

Twitterで他の方の感想を見ていて、ドラマ内で総合病院と小病院で、葵さんの動き方やスタッフの接し方に違いがあることに気付かされました。今回ドラマが放映されて、身内や友人、患者さんからも声をかけられることがあり、ドラマの影響力を感じています(はぎさん 病院 16~20年目)

子供も欠かさずみており、自分の職業にさらに興味をもってもらえました(むーみんさん 調剤薬局 21~25年目)

周りの人から「薬剤師の仕事って、あんな感じなんですね」と話されたことがありました。ドラマを通じて薬剤師になりたいと思う子供たちが増えたらいいなと思いますし、その空気感が久しぶりに生まれたと思っています(コロ助さん 教育系 16~20年目)

今まで薬剤師にスポットを当てたドラマがなくて、世間的に目立たない必要とされていない職業だと思っていましたが、周りにアンサングシンデレラを見ている人が多く、「薬剤師ってこんなに大変なんだね!頑張って!」と言う声をもらえるようになりました(mkさん 薬学生)

Ph-Port
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今回ご紹介したコメントの他にも、一般の方による「薬剤師の仕事への関心が高まった」ことを感じられる回答が多数ありました。
また、回答くださった薬剤師・薬学生の皆さまから「少しでも薬剤師の仕事を理解して頂けると嬉しい」「あまり知られていない薬剤師の仕事を多くの方に知って頂けて良かった」「ただ薬を渡しているだけでないことが少しでも知って頂けた」などの喜びの声が多く寄せられました。

2.薬剤師ならでは「ドラマ内容の“良かった・共感できた”」

妊娠中や授乳婦の服薬可否といった薬剤師が日々直面している出来事が取り上げられていて良かった。(ぷーぷぷさん 調剤薬局 21~25年目)

リトドリンの在庫がなかったとき、みどりの代替薬の提案に、まさに薬剤師だから出来ることだと思いました。また、そこには他職種との信頼関係も重要だと、最終話を見て改めて感じました。(sakuraさん 病院 1~5年目)

薬剤師の存在に理解あるDrも描かれた状態で終わったのは本当に良かったです。(チュン太さん 調剤薬局 16~20年目)

葵の「患者さんもそのご家族のこともフォローしたい」という気持ちがとても共感できました。私は小児科の門前薬局にいるのですがよく投薬が終わってからもどうしたらこの薬は飲みやすくなるか、こういう場合はどうしたらいいのか、という電話相談がお母さまたちからよくきます。そんな時にアドバイスをして、その次の投薬時に「お勧めされた飲み方でお薬飲めました!」と言われたり、小さいお子さんから「苦かったけど頑張って飲んだよ!」と言われたりするととても嬉しく思います。(ぽこさん 調剤薬局 1~5年目)

妊婦・授乳婦の薬の問い合わせは医師からも患者さんからも多い分野で、添付文書は有益性を上回る場合は…っていう文言ばかりなので、難しいところだなといつも思っているところです。そこを最終話でやってもらえて嬉しかったです。(あやさん 調剤薬局 6~10年目)

病棟の臨床業務に関しては誇張され過ぎな部分もありましたが、医者や看護師長とよくガチで治療方針について口論していた初期の病棟薬剤師だった頃を思い出して、ほほえましく楽しくドラマを拝見していました。誰の為に働くのか、全ては患者さんのため!懐かしく初心を思い出しました。(ひろさん 病院 26~30年目)

産婦人科なのにリトドリンを切らしてしまう点は少し現実離れしてましたが、全体を通して病院での薬剤師の仕事がわかるいいドラマでした。(ななさん ドラッグストア 1~5年目)

テルブタリン適応外、いいのかな?とドキドキしました。確かに知識あるからこそだし、状況的に致し方ない…けど!(ハルさん ドラッグストア 6~10年目)

このドラマを通して、身近に起こり得る症例(透析をする・生理痛が酷いなど)がとてつもなく大変であることを伝えるいい機会でした。その大変な生活を薬剤師がどう関わるのか伝える意味で視聴者に薬剤師が存在する意味について理解するための大きな一歩になったと思います。(リンテさん 教育系 1~5年目)

代わりとなる薬を瞬時に思い浮かべて対応している姿が素晴らしいと思った。デパケンを飲んでいなかったことについては、てんかん発作の症状が出ている可能性もあるので、血中濃度を測ることを提案するなど、薬剤師ならではの視点で気づけると良かったかもしれない。(もっちさん 病院 16~20年目)

添付文書の「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の記載が実際的でないことなど、一般の人に知ってほしいことをよくぞ盛り込んでくださいました。(ezr03331さん 調剤薬局 21~25年目)

てんかんについても、産科についても、本当に沢山沢山伝えたいことがあるので、そのエッセンスがドラマに反映されていてよかったです。(はぎさん 病院 16~20年目)

「薬剤師」のイメージは、”薬局やドラッグストアにいて、薬を渡してくれる人”、そう思っている人が多い中、どんな仕事をしているのかが伝わるドラマだったと思います。きちんと服薬することの大切さ、服薬指導の重要さが伝わってくるドラマでした。毎回、最後のアフターストーリーが感動的で、ウルウルきながらも見させていただきました。(KGままさん 教育系 1~5年目)

大学病院とクリニックで勤務する薬剤師の職務の違いが表現されていて、とても面白かったです!(縁の下さん 調剤薬局 1~5年目)

薬剤師の多岐にわたる職能を感じました。まさに「チーム医療」という観点から、薬剤師にしかできない角度で展開されており、世間が求めている薬剤師像がここに描かれているなと感じました。(アキさん 教育系 1~5年目)

どこに行ってもその場に溶け込んで、バイタリティ溢れる葵みどりの働きぶりに共感しました。医者からもコメディカルスタッフからも信頼されバリバリとはたらいている姿は、私の理想でもありとても共感できます。(エイミーさん 調剤薬局 16~20年目)

Ph-Port
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紹介した中にもありますが、リトドリン在庫切れにテルブタリンで対応するシーンについて「薬剤師ならではの対応に感激した」などと書かれている方が多くありました。

ご自身が働かれている現場によって、様々な感想を抱かれたようですが、共感ポイントを多く見つけられた方が多かった印象です。

3.薬学生ならでは「ドラマ内容の“良かった・共感できた”」

「産婦人科は、患者さんとそのご家族をより近くでサポートしてあげることができる」という台詞には、働く科によって薬剤師がどう立ち振る舞うかが異なるということに気付かさせて頂きました。(薬剤師のたまごさん 薬学生)

薬が出されるたび自分の中で何の薬だったか思い出したり、調べたりと勉強にもなりました。(ぽっきーさん 薬学生)

全部の話を通して思ったのが、病院薬剤師の存在する意味を毎回考えさせられた。今、学校で学んでいることが本当に役に立つということがドラマを通して思いました。(もふつきさん 薬学生)

患者さんを1番に考える薬剤師さんはかっこいいと思った。(おにぎりさん 薬学生)

調剤室の雰囲気など実務実習で感じたものと似ていて、とても面白かったです。(まいまいさん 薬学生)

産婦人科で働く薬剤師の実態をあまり知らなかったので、ドラマとして描いて放送されて良かった。(ツバサさん 薬学生)

みどりは薬剤師という仕事を誇りに、楽しんでいることが伝わり、私が目指している薬剤師が、これまで以上に輝いてみえました。ドラマでは医薬品だけでなくチーム医療、治験、患者一人一人が抱える問題にどう対応していくのか、文献や研究の大切さなど、今勉強していることが現場でもとても大切なことなのだと再確認できました。(まちさん 薬学生)

毎回薬学部の友達と展開を予想しながら楽しく拝見させていただきました。ドラマの中には、勉強している薬の内容もあったので復習になりました。(まるさん 薬学生)

病院薬剤師として働くことでないと知ることのできない抗がん剤の調剤の様子、輸液、注射剤のことなど薬の勉強をしている上で役に立つ部分を作中で見せて頂けたのは嬉しかったです。また、病院薬剤師にならないと取ることのできない救急の薬剤業務等も見せて頂き良かった。羽倉さんが業務の事を補足で話してくれることも勉強してる身としては「そうだよな!」と思いながら聞くこともできました。(*まっつん*さん 薬学生)

まだ現場で働いたことがない薬学生の私には、薬を飲んでいないのに飲んでいると言いたくなる患者さんの心境について、今まであまり理解できなかったが、最終話を通してその心情が少しわかった気がする。自分の将来の薬剤師像と照らし合わせながら、今まで見たドラマの中で最も色々考えながら視聴させて戴きました。(かっつんさん 薬学生)

病院薬剤師の仕事内容だけでなく、病態や薬のこと、コミュニケーションの取り方を学べるドラマでした。受験生なのでドラマを見ようか迷ったのですが、学ぶきっかけ、勉強の意欲向上につながりました!(ほみさん 薬学生)

薬剤師も患者さんのためにできることがたくさんあるんだと思いました!(みきさん 薬学生)

Ph-Port
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勉強の息抜きに観たとの声が多い一方、国家試験が終わってから観ようと録画したので楽しみにしているとの声も複数寄せられました。

自身の実習と見比べたり、日頃の学習内容の復讐をしたりという視聴が印象的でした。「薬剤師になるぞ~!」とパワーを貰ったとの回答が多かったです。

4.理想の薬剤師に向けて「これからも頑張ろう」

薬剤師として、患者さんへの向き合い方、患者さんの家族への向き合い方をたくさん学ばさせていただきました。どんなことにも一生懸命な葵さんのような薬剤師になれるよう精進していきたいです。(うわちゃんさん 病院 1~5年目)

最後まで、他の病院へ行ってもみどりの働き方を貫いていたところが尊敬できるところだと感じました。職場でのやり方に従うだけでなく、自分で良いと思ったことは提案し共有していくことは大切だと改めて感じました。(ゆいちさん 病院 1~5年目)

相原くるみが、簑島心春の指導を出来るまで成長したことに感動した。薬剤師歴1年目である自分と重ねて観ていたので特に感動した。私も、相原くるみのように、実務実習生の指導をすることが出来るくらい成長しようと改めて思った。(まいこんさん 病院 1~5年目)

新人薬剤師である自分としてはこれからも、勉強していく必要性を感じるドラマでした。最終回でもリトドリンの代わりにテルブタリンを使うというのは思いつかなかったです。調剤薬局勤務の自分が、葵みどりのように働くことは無いですが、患者を大切にして日々の業務を取り組む姿勢は見習わせて頂きます。(アキラさん 調剤薬局 1~5年目)

毎回観るたびに、こんな薬剤師になりたいと思いながら次の日仕事に行けました! 最終回はチーム医療の大切さ、薬剤師同士のチームワークの良さに感動して涙しました。(あゆかなさん 調剤薬局 1~5年目)

すごく感情移入したり、自分の反省すべき点とかが見えてきて、見る時はいつも、よし見るぞ!と気合を入れてから見ていました。悩んだり、迷ったりしたこと、共感させてもらえたり、勉強になりました。また今後、人として、薬剤師としてどうありたいかを改めて考える機会をいただきありがとうございました!!!(ゆうみさん 調剤薬局 6~10年目)

今からの時代、薬剤師の技術はロボットやAIが補ってくれると思いますが、薬剤師が不要と思われないように多職種と連携し、患者さんのために日々研鑽していこうと思いました。(コトさん 調剤薬局 6~10年目)

薬剤師は、薬の知識だけではなく患者の心のケアまで考えなければならないとおもいました。今はまだ、勉強しなければならないことがあります。頑張ってやっていこうとおもいます。(Syouさん 薬学生)

薬剤師の必要性を感じることができ、自分自身も患者の役に立てる薬剤師になりたいと思った。(TKさん 薬学生)

私はまだ、就職先を薬局にするか病院決めていません。どちらに、就いても臨機応変に対応できる薬剤師を目指していきたいです。このドラマをみて、患者さんの役に立つために今勉強しているだと実感しました。国家試験受かったらもう少し未来が輝いてみえますかね。(ぽよさん 薬学生)

瀬野さんが生きていることに安心しました。薬剤師として生きていても、不安なことはあるし、抗がん剤治療は自分のメンタルとの戦いだと思うので、自分も薬剤師になったら、不安を取り除けるように配慮して行きたいと思います!!(ひまわりさん 薬学生)

葵さんが最後まで自己研鑽に努めている姿が印象的でした。また、相原さんが心春ちゃんの指導をしている姿は葵さんの指導そのもので、私もこのような先輩に出会いたいと思ったし、後輩に慕われる病院薬剤師になりたいと思いました。(はなさん 薬学生)

実習などで妊婦さんに関わる機会があり、就職したら、妊婦授乳婦認定薬剤師を目指そうと考えていました。最終話ではそんな妊婦さんの力になれるシーンが描かれていたので、テレビに張り付いて観させていただきました。最近では持病など様々な問題を抱えている妊婦さんも少なくないなと思っていて、少しでも力になれる薬剤師になりたいと強く思える話でした。(すみれさん 薬学生)

自分は患者相手に殺すかもしれない仕事をしているのだと改めて確認し、勉強、知識の大切さを思い知りました。気を改めて頑張って薬剤師になりたいと思います。(さっきさん 薬学生)

調剤薬局で働いている2年目の薬剤師です。正直まだ2年目で、そこまで薬剤師の魅力を感じずに働いていました。最初のくるみちゃん状態です。でもこのドラマを観て「こんなに頑張って大変なところで働いている薬剤師がいるんだ」と思ったら、「もっと自分も頑張らないと」いう気持ちになってドラマのおかげでやる気がでました。もっと患者さんのためにいろいろ勉強して薬の説明をちゃんとできる薬剤師になろうと思えました。(きくさん 調剤薬局 1~5年目)

最終回を観て、葵みどりのような「一人一人の患者さんに十分時間をかけて接することのできる薬剤師」にならなくてはいけないなと考えされられながらいました。実際は日々変化する職場の状況で処方箋を捌いて、薬歴、その他業務をこなすことが多くなってしまっていたので「患者が今何を求めているのか」を考え、「たくさん寄り添うことは時に自己満足になりかねない」という部分も忘れずに、「患者ニーズを読み取れる柔軟な薬剤師」になっていきたいと思いました。(ぱんださん 調剤薬局 1~5年目)

製薬メーカーでMRとして働いていますが、病院薬剤師としての道も再び考えるようになりました。(ワタルさん 製薬メーカー 1~5年目)

Ph-Port
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全ての回答を集計した結果、最も多かった回答内容がこの項目でした。何ごとにも一生懸命のみどりちゃんに影響を受け、「私も頑張ろう」と思われた方が多かったようです。

「ドラマを観て、薬剤師とは何かを改めて考えることができた」という回答も多数見受けられました。

また「薬の専門家として医師・看護師・助産師とのコミュニケーション(多職種連携)の大切さを学んだ」との回答も複数ありました。

5.ドラマのための演出が少し残念だった

処置の際、医者に薬剤を直接手渡しすることは限りなく珍しいことだと思うので、ドラマであっても、現実に遠いことを放送しないで欲しかったです。また、在宅に行く際も電球交換しているシーンは必要でしたか? あくまでも薬剤師であるので便利屋という印象を与えないで欲しかったです。(アンサングさん 薬学生)

病院のシーンは看護師が行うことまで薬剤師がしてる気がして、薬剤師がここまでするのかと疑問に思った所もありました。(てむてるさん 薬学生)

調剤についてもう少し踏み込んで説明して欲しいです。私達は分かりますが、速すぎて何をしているか分からない。結局袋に入れるだけ? みたいな印象を受けました。(もぐみさん ドラッグストア 21~25年目)

「治験のことで責任をとった」とか、随分長くこはるちゃんが実習に来てることが私にはよくわからなかったので、もう少し説明が欲しかった。あと、妊婦さんへの抗てんかん薬の説明も、「信じて」じゃなく、薬剤師的な説明だけにして欲しかった。(mikiさん 調剤薬局 26~30年目)

小野塚さん、なぜ最後で病院薬剤師にしました? 病院の方が優れた職場にしたかったのでしょうか? 他の調剤薬局で専門性を極めていく方法もあったでしょうに。薬局薬剤師の矜持を傷つけられます。(ソフィアさん 調剤薬局 11~15年目)

ふざけたDI。あれはDIをバカにしてるのでしょうか? 施設によっては病院薬剤師の花形とも言われる部署をあそこまでふざけた演出をされ、正直腹が立って仕方なかったです。(病院薬剤師・黒井黄緑さん 病院 6~10年目)

調剤中に処方箋以外のことでおしゃべりするのには違和感があります。調剤ミスにつながると思います。(エイミーさん 調剤薬局 16~20年目)

あまりにも主人公が仕事の時間を使いすぎているところで、私には無理だわ、と薬剤師になるのを諦める人も多かったのではないか、と思います。本当はマイペースでゆっくり進んでいくこともできる仕事なのに。(ayaさん 調剤薬局 16~20年目)

薬の一般名と商品名がごっちゃになっていたのは何か理由があるのかも気になりました。薬剤師対医者看護師その他の医療従事者という構図でなく「チーム医療」として取り扱ってもらえるともっと良かったかなと思いました。(ライオンさん 病院 6~10年目)

現場で活躍している看護師の描写が少ないのが気になりました。また、調剤薬局のCMは薬学業界特有の閉塞感を感じたので、開かれた業界にしていかないと、薬学業界に明るい未来はないと思います。(くにおさん 教育系 21~25年目)

薬剤師の理想像だなという印象を受けた。もっと多職種との共同が重要だということが伝わると現実味があった。医療系ドラマはほぼ医師しか出てこないが、多職種で共同的に患者さんに関わることが、良質な医療の提供に繋がるということを世の中の人に理解してもらった上で、薬剤師の仕事が認知されればいいなと感じた。また薬剤師のフィールドは病院だけではなく多様である。今回のドラマでは、調剤薬局、ドラッグストアがあまり出てこないが、実際薬剤師のフィールドはほとんどが調剤薬局である。多くの患者さんは、病院でも調剤薬局でも待たされ、調剤薬局で病院と同じ質問、更には個人情報まで聞いてくることが負担になっている。どういう目的でどういうメリットがあってこれを行う必要があるのか、国民に理解してもらうことができれば、薬剤師の評価は上がり、やりがいも持てるのでは?(あああさん 薬学生)

しっかり原作通りにやって欲しかった。ロペラミド舐めるって何? 患者のSNS見るとか絶対やっちゃいけないことを普通にやらないでほしい。国試なら禁忌肢ですよ!(はるかさん 調剤薬局 1~5年目)

薬剤師の仕事をもっと知ってもらうためにも、いろいろあってカットされてしまったDMATのシーンなども第2シーズンやって欲しいです!!(ゆらさん 薬学生)

原作では、看護師や医師と良好な関係を気づいているのが描かれていて…最終話ではその雰囲気が少し感じ取れました。薬剤師だけが活躍しているのではなくて、でもいろんな職種の中に、目立たないけど薬剤師が欠かせない一員として存在しているというのが、ドラマ全体を通して感じ取れたら良かったと思います。(ささん 病院 6~10年目)

あまりに現実、原作とかけ離れて残念でした。友人から「薬剤師があんなに調剤薬局に問い合わせとかするなら、個人情報の漏洩にならないか? 自分はやられたくないから、薬局では今後何も話さないようにする」と逆効果になってしまった感想をもらいました。(pastelさん 病院 11~15年目)

患者に寄り添う薬剤師という事が強く出ていた作品ですが、ちょっと誇張が強すぎたかもしれないなとは思いました。私も薬剤師を目指している中でその気持ちは大事なのですが、もっと複数の患者にも親身になっている様子がみられれば良かったなと思いました。(*まっつん*さん 薬学生)

Ph-Port
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ドラマにするには誇張表現や過剰演出が必要なのはわかるけれど…と思いながらも、期待をするからこその残念な印象というのが伝わる回答が多数寄せられました。

特に、原作ファンからのコメントにはこの記事の執筆者も大きく頷かされるものが多数見受けられました。

原作は現在も、当サイトで無料連載中です。このアンケート結果を踏まえ、再度ご覧ください。

また「瀬野さんがどうやって元気になったのかを知りたかった。現実味がなくなってしまう?」や、「心春ちゃんの実習が長すぎて時系列がおかしい。病院薬剤師として入職していることにはできなかったのかな」などのコメントも多く寄せられました。

6.これからに期待

最後、薬剤部にマシンが入り、変わりゆく業務内容の宣言も盛り込まれており、個人的にはよかったと思う一方で、対人業務をこなしきれないであろう有資格者の行く末を憂う(私大教員として)。番組のおかげで、コミュ障だから薬学部というデモシカ志望者が減りそうだ。その分、大学側としても意識変革が求められる。(mmmさん 教育系 16~20年目)

調剤薬局に勤務している身なので、小野塚が薬局に戻ってからの活躍も期待しています! ドラマのようにもっと、薬局勤務の者も、認定資格を取得する環境が整えばいいのにと願うばかりです。(ゆきこさん 調剤薬局 6~10年目)

薬剤師のチームワーク、医療への貢献が伝えてもらえて良かったです。ドラマ化の前はこのドラマをみて、薬剤師を目指す学生さんが増えればいいなとおもったのですが、ドラマの内容的に薬剤師は大変そうって感じた学生さんの方が多いかもしれない…。遣り甲斐の方を感じ取ってくれていればいいな。(Aさん 教育系 21~25年目)

病院もロボットが入る流れは夢があって良いなと思いました。(すえさん 調剤薬局 6~10年目)

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多くの方の回答に共通して見られたのは「これから薬剤師になろうとする人が増えること」への期待でした。

今回のドラマによって認知が高まった「薬剤師の仕事」。病院や薬局で実際に仕事ぶりを見て「私もなりたい」と思ってくれる方が増えることを、私たち薬学ゼミナール一同も願っています。

この記事の著者は、第1話の直後に児童館で働く助産師の友人から「薬剤師さんがバイタルとっててビックリした」とのコメントをうけ、制度が変わっていることについて話す機会に恵まれました。「私も最新情報を勉強しないと!」とのコメントが印象的でした。

今後も薬学ゼミナールは、マンガ「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」を応援し続けます。

薬ゼミの薬剤師応援メディア「Ph-port THINK CUBE」では、ドラマに登場したエピソードの漫画を無料公開中です。ぜひ今一度ご覧ください。

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