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迷ったらワイルド(小林真)

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THINK CUBE BATON

迷ったらワイルド(小林真)

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薬剤師になったその先には、どんな働き方や素敵な人生があるのでしょうか?
新シリーズ「THINK CUBE BATON」は、キラリと光る薬剤師からのメッセージを毎月お届けします。

第1回目は「THINK CUBE BATON」の発案者でもある小林真さん(学校法人医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部)。
薬ゼミ講師を経て、現在は営業として働く小林さん。実は当サイト「Ph-port THINK CUBE」開設の立役者でもあります。どんな想いで仕事に取り組んでいるのでしょうか。そして、どのような想いから「THINK CUBE BATON」を始めようと思ったのかご紹介します。

Career - 小林真
2005年
共立薬科大学(現・慶應義塾大学) 卒業
2005年
学校法人医学アカデミー 薬学ゼミナール事業部 入職
2019年
グロービス経営大学院 卒業
現在
学校法人医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部営業部 在勤

薬学部卒業後12年間、薬学ゼミナールの講師として教壇に立ち、学生の「薬剤師国家試験合格」という目標の下で切磋琢磨。その後、薬学生や薬剤師への熱い想いをもち続け、さまざまな仕事に取り組む。
2016年薬学ゼミナール同窓会(青の会)立ち上げ、2018年医療現場で成長を志す薬剤師を応援するコミュニティサイト「Ph-port THINK CUBE」開設。

School Days

中央大学の附属高校である中央大学高等学校に通っており、同大学工学部機械工学科の推薦をもらえそうだったんです。はたして工学部に行って俺はガンダムをつくるのか?――そのくらい大学進学後のことが考えられず、ピンと来ていませんでした。
そんな時に友達が薬学部へ進むことを聞き、「薬剤師いいかも!」と思い薬学部受験を決意。一度決めたら突き進むタイプなので、一気に行動して推薦を破棄し、共立薬科大学に入学しました。

学生時代は楽しそうなことにはフットワーク軽く参加して、大学の学園祭の女装大会では優勝したこともあります(笑)。でも勉強面ではただ課題や試験をこなしているだけで、将来薬剤師として働くことを想像できていなかったんですね。案の定、卒業試験の成績はぎりぎり。教授の勧めで「薬ゼミの直前講習会」に参加し、なんとか国家試験に合格することができました。今思うとその「直前講習会」への参加が、薬ゼミ講師になるきっかけになるとは思いもしませんでした。

Jobs

「直前講習会」へ一緒に参加した友人に「薬ゼミ講師って楽しそうだよね」って話しました。国試終了後に直前講習会でお世話になった薬ゼミの先生へお礼をしに行ったら、友人が突然「こいつ講師になりたいらしいです」って言ったんですね。講師になりたいという強い気持ちはなかったのですが、導かれるかのようにトントン拍子に、説明会、面接と続き入職が決まりました。(面接前に他企業の内定を断ったのは内緒の話…。)

講師になってからは、毎年必死でした。講師の仕事は国試の後に、合格という一年間の最大の喜びと、不合格という最大の悲しみが同時に訪れます。自分を慕ってくれた学生の合格の喜びは計り知れませんでしたし、「先生のおかげで合格できた」といってくれる学生もいて本当にありがたかったですね。でもその横には、1点足りなかったと絶望している学生さんがいるんです。1年間必死に頑張っている姿を見ていたので、来年は絶対に受からせてあげたい。その繰り返しでした。入職前に思った「楽しそう」を感じられないほどに、講師職は簡単なものではありませんでした。

徐々に講師としてだけでなく、科目責任者や教室長といったマネジメントの仕事も任せられるようになり、その都度必死で取り組んでいました。その中でふと「本当に自分は成長できているのかな」って思ったんです。

Turning Switch

「薬剤師は何を目指せばいいかわからない」――講師5年目くらいのときに、教室を訪れてくれた卒業生から言われたんです。何のアドバイスもできなくて。それから卒業しても薬ゼミ講師を慕ってくれる卒業生のために、自分は何ができるだろうと考え始めました。
薬ゼミの卒業生に向けて「薬剤師のあるべき姿」を発信したいという強い思いが生まれたんです。その想いはどんどん大きくなり、次第に「実行に移したい」と思うようになりました。

薬ゼミ同窓会をつくるタイミングと同じ講師12年目で教壇をおり、事業戦略室に配属。事業戦略室では新規事業の企画・立案・実行に携わりました。講師職から大きく仕事内容が変わりました。何よりも「世の中のことを何も知らない」ことに気づかせられましたね。今までは決めたら突き進めていたことが、何もできなかったんです。
例えば、イベントを実施するときに人や資金をどこから確保するか。「ヒト・モノ・カネ」をどのようにつぎ込んでいくかっていう考えに至らなくて、何をしていいか本当にわかりませんでした。

事業戦略室の室長をしていた同期がグロービス経営大学院に通い成長した姿を見て、経営を学ぶために同じグロービス経営大学院に通いました。働きながらの通学だったこともあり、大学の課題を予習していくのは大変でしたが、やっていかないとチームに迷惑がかかるんです。だから「やらないと」って使命感で頑張りました。

講師の時もそうですが、常に仲間に救われてきたと思います。それに「チームのために頑張ろう。誰かを助けよう」と思うときの方が、仕事のクオリティやモチベーションが上がるんです。
次第に「誰かの手を借りるところ」「スピード感」「出てくる課題」などが見えるようになりました。事業戦略室での経験は自分自身を大きく成長させてくれたと感じています。

Future Goals

薬剤師30万人と繋がる――僕の最終的な目標です。

薬局業界の課題として、お互いのいい取組みを共有できていないと感じています。薬剤師一人ひとり、それぞれの薬局が素晴らしい取組みをしていても「目指すべき薬剤師像」が見えていない。私を変えてくれた卒業生。「薬剤師は何を目指せばいいかわからない」と思っている薬剤師はたくさんいると思うんです。だから「目指すべき薬剤師」を見える化したい。卒業生に言われてからずっと考え、いろんなことを実行してきました。今私ができることは「場所を提供する」こと。そこでみんな一緒にやろう、一緒に頑張ろうっていう世界観をつくりたいですね。

「薬学部に入ったときから最期まで薬剤師をサポートします」と言えるのは、薬ゼミだけだと思っています。薬ゼミが薬剤師に最初から最後まで寄り添って、いいコンテンツ、いいサポートやサービスを提供することによって、患者さんの人生もサポートできるし最終的に日本の医療にも貢献できると思うんです。それによって「生きるしあわせ、すべてのひとに」という法人のブランドメッセージを実現したいです。

Career Keywords 迷ったらワイルド

仕事をしていても日々生活をしていても、安定して進んでいける道と失敗するかもしれない険しい道が必ずあると思うんです。

そんなとき私はいつも『迷ったらワイルドな方』を選ぶようにしています。大学入学時も薬ゼミ入職時も、働いてからもその積み重ねで今の自分があると思っています。結果的にいろんな人に出会い、いろんなことに携わらせてもらっています。

『ワイルドな方』を選ぶことができているのは、自分自身の中に“恩”と“使命感”があり、周りに“人”がいるからなんですね。“人”が好き。学生時代からみんなで行動するのが好きなんです。いつも周りの人に助けてもらっているから、私は最大限のパフォーマンスができています。だからこそ助けてもらった人には、常に何か恩返ししたいと思っています。ただ恩返しするでは何もできないので、使命感をもっています。そうすると小さいことにも気づけるし、人に悲しい想いや辛いことをしてほしくないから行動に移せるんです。

自分ができることは、誰かに感じた恩を次の人に贈ること。バトンを渡すように恩を繋いでいく――恩贈り。それが私の働き方に大きく影響しています。

当シリーズでは、輝く薬剤師にBATONを繋いでいきます。

「自分にはできない」と思っている薬剤師の方もいるかもしれませんが、繋がるBATONの中で何かを発見してもらいたいです。「薬剤師のあるべき姿」は一人ひとり違うと思います。一人ひとり違うからこそ、薬剤師同士の刺激にもなりますし、それが患者さん、社会のために繋がっていくのではないでしょうか。
繋がるBATONを見て、自分自身の「薬剤師のあるべき姿」を見つけ出してほしいです。そして、輝く薬剤師の想いが皆さんの業務や生活に少しでも刺激を与えたり、役に立てたりすると嬉しく思います。

私からは「みんなで選ぶ薬局アワード」開催など薬剤師業界の盛り上げ役ともいえる、竹中孝行 さん(一般社団法人薬局支援協会/株式会社バンブー代表取締役)にBATONを渡します!
次回は10月16日(金)公開予定です。お楽しみに!
竹中さんが実施しているイベント(小林も裏方でお手伝いしています)
第4回みんなで選ぶ薬局アワードONLINE
2020年10月25日(日) 13:00~17:30

・チケット
参加券(無料)+お気持ち ¥2,000
参加券(無料)

ぜひ参加し、全国の薬局の取組み、薬局の可能性を知ってください。

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